一般的に海はあまり人が訪れない場所にこそ、変わった地形や珍しい魚がいます。ボートで出かけるため、ビーチダイブと違ってピンポイントで目的地に行くことができ、普段目にすることができない驚きの海の中の絶景を覗く事ができるんですね。日本屈指の透明度を誇る宮古の海ですから、宮古ブルーと呼ばれる、海の中が青く輝くような景色を目にすると、何度訪れても興奮してしまいます。

ボートでの移動時間はどのくらい？

宮古島の場合、平良港か荷川取港を出発することがほとんどで、各ダイビングポイントまで30分以上はかかります。人気のポイントは伊良部島・下地島方面、池間島方面、来間島方面、新城海岸・吉野海岸方面、東平安名岬方面と島の周囲を取巻くように点在しているので、潮や風向きが変わってもどこかしらでダイビングが出来るようになっているんですね。

一部のショップでは、出航が伊良部島や下地島で港集合の場合もあります。この場合はポイントのそばからの出航なのでポイントへは直ぐに到着できますが、反面、出発地までの移動が車で伊良部島まで出かける必要があるため、レンタカーを借りている人以外は移動が大変です。ショップによっては送迎サービスもありますので確認してみましょう。

ビーチダイビングはオススメしないの？

そんなことはありません。人によっては、ビーチダイビングのほうがおすすめという場合もあります。例えば船酔いが心配な方は、ビーチから移動できるほうが安心でしょう。また、ホテルの目の前からすぐビーチに移動できる場合も、時間の節約となりますので気軽に体験ができます。ただし、ビーチから行けるポイントは非常に限られており、しかもボートダイビングのような絶景や、色とりどりの景色は期待できません。あくまで海に潜る体験が気軽にできるもの、と考えて使い分けていただければと思います。

宮古島の海は透明度が高く美しいブルーに包まれた深い海の中でもとても明るくダイバー達を迎えてくれます。訪れたらぜひダイビングを体験しないと損ですよ！

ボート上での服装は？ 

ボートの上ではあまり不必要な作業をすることがないように乗船前にしっかり準備をすすめておきます。そうしないと、移動しながら動く船の上での着替えやダイビングの準備は結構難しいからですね。体験ダイビングの場合は、器材の取り付けやチェックの必要はありません。ボートに乗船する前にショップスタッフが準備を済ませているからです。ボートの上ではあまり立ち上がらずベンチに腰を下ろしてポイントにつくまで待ちましょう。ポイントについてガイドやインストラクターから指示が出たら、アドバイスに従いながら器材を背負って海へ入ります。体験ダイビングの場合は、よく見かける背中からドボンというスタイルではなく、はしごを使って、海面に入るスタイルが多いようです。これだと初心者でも安心ですね。

ボートにトイレはあるの？

ご安心ください。大抵のボートには男女兼用のトイレが付いているケースが大半です。ただし、必ずというわけではありませんので、事前確認をしておくか、出発前には用を足しておきましょうね。

寒さ対策は必須！ 

意外と海のうえは風が強く寒く感じます。そのため日差しの強い夏であっても、ウェットスーツを着ていても寒さを感じる事があるので羽織れるラッシュガードやバスタオルは用意した方がいいですね。待機場所もボートデッキで波しぶきが顔にかかる場所です。早朝やダイビング後もウェットスーツ内が冷えてきて寒さを感じる時があるので注意しましょう。ウェットスーツを上半身だけ脱いで上にTシャツを着るのもお薦めですよ。

出かける前の朝食やランチは控えめに

出発前の食事は控えめ位にしておきます。戻った後にガッツリ食べましょう！なぜなら、ボートの上にいるだけで慣れないとすぐ起こしてしまうのが船酔いです。ただでさえ緊張しているのに、ウェットスーツもきつく感じると逆に船酔いを誘発させるきっかけになってしまいます。その時に食事をがっつり食べてしまっていると余計に気分が悪くなってしまいますので、軽く胃に入れる程度にしておくのがよいでしょう。船酔いになると、せっかくのダイビングや宮古島の絶景を楽しむどころではなくなりますから、酔い止めの薬を事前に飲んでおきましょう。乗船中には波を見つめる事はＮＧです。出来れば視線は遠くにする事で気をまぎらわしましょう！